2016/2/21

実践和船学  
高知県立歴史民俗資料館の中村学芸員に
私がやっている舟作りを『実験和船学』と名前を付けていただいたのですが、
私自身としては ちょっと変えて『実践和船学』と名乗りたいと思いました。

以前 船の自作仲間から『芝藤さんは和船の船型を守ろうとするのか、
建造方法を守ろうとするのか。どちらですか』と訊ねられて
『どちらも守らずに和船を遺したい』と答えたことがあります。
船型を保存する為に板図から造船図面を作ったり
建造方法を勉強したい方には建造方法を説明して舟クギを提供したり
していますが、私自身は自分の設計した舟を自分の工法で建造しています。

遺すべき和船の本質は大板構造にあります。
大板構造とは広く長い数枚の板を、肋材(フレーム)無しで組んで
船体を形作り、クギなどで縫い合わせて作り上げる
簡単で素早い建造方法で、アマチュアが舟を作るのにも適した方法です。
広い板を作るための摺り合わせとオトシクギは日本の船大工さん特有の
技術です。この技術は広く知ってもらいたいと思います。

和船を作っていると毎日が生き生きして楽しくなります。
舟に限らないのですが、私の場合は慣れた お舟です。
木屑と木の香りに まみれた幸せな時を持つのに
和船ほど適した物はありません。
全国各地に舟を作る仲間が増えるのを望んでいます。
皆様にも舟作りを実践されることをお勧めします。
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