2007/1/23

シドニーホバートレースの木造艇ー石井正行  
石井正行さんからメールをいただきました。
石井さんは私のヨットの師匠で、スナイプ級世界選手権2位
東京、ローマ オリンピックに日本代表としてスターやドラゴンで
出場されています。私が大学ヨット部4年の時には
ブルーウォーター33フィート”マーサ”に乗せていただいて
八丈島レースに出て優勝しました。今も油壺に
石井さんらしいスピード命のクルーザーをお持ちになって
レースされています。

芝藤さん、御無沙汰しています。Martha時代の石井です。和船造りの情報有難うございました。
木造船建造技術が途絶えないようにしたいものですね。

僕は相変わらず国際審判員をやらされており、暮から正月にかけてシドニー・ホバート・レースのInternational Juryをやってきました。Roaring Fortyを横切るサバイバル・レース
ですから今回も48ft艇が沈没、98ftの新艇maxi"Maximus"と歴戦の勇士Volvo70の"ABN
AMRO"がDismast、もう1艇のマキシ"Skandia"はカナード破損、他にラダートラブルやリギントラブルで合計9艇がリタイアしました。たった1艇健在のMaxi"Wild Oats"が昨年に引き続きラインオナーでしたが、
修正順位の総合優勝は1973年製SS47の"Love & War"、2位の"Bacardi"も1978年建造のPeterson44という古い艇でした。3位の"Challenge"04建造の新しい艇ですがSydney38は参加艇の中では小さい方でした。しかもこの艇のオーナー・スキッパーLou Abrahamsは今回でこ
のレースの参加回数は44回目という79才のベテランです。
このように今回のシドニー・ホバートは古い艇、小さい艇、老人が活躍した画期的なレースでしたが、それよりも最も話題になったのが、最小(30ft)最古(1932)の木造ガフリグの"Maluka"でした。オーナーのSean Langmanはこれまで90ftのMaxiで
ファーストホームを狙っていた生粋のレーサーですが、電動のCanting Keelを動かすためにエンジンをかけっぱなしでレースをするハイテクのマキシに疑問を抱き、これは本来のシドニー・ホバートのあり方ではないと言って180°方向転換して昨年この小さな木造艇を購入したのです。その時この艇は浮かぶ難破船だったそうですが、半年かけて修復しました。それも古い木造船の技術を若い人に教えておこうということで、学生を集めて実習訓練を兼ねて艇の復元をしたのです。この艇が無事に完走して(ビリではなかった)ホバートにフィニッシュした時は大観衆の賞賛を浴びました。

芝藤さんが木造和船にはまっている状況とよく似ていますね。これからも頑張ってください。

ついでにもう一つ、昨年油壷で水軍レースというのをやりました。房総の里見水軍と三浦の北条水軍が三崎で戦った歴史に因んで東京湾横断レースを計画したのですが、本船の往来の激しい東京湾を多数のヨットが横断することに難色を示した海上保安庁の意を汲んでコースは相模湾内としましたが、盛会でした。こちらはヨットレースにそんな名前をつけただけですが、そちらの水軍レースは本物ですね。
ではまた・・・

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