2007/2/18

6 櫓漕ぎ速度  

櫓漕ぎ速度

以前、御前崎港で老漁師が櫓の速さは「歩くくらい」と言っていた。2ノット弱くらい
だろうか。重さ数百キログラムの小舟の実用的な櫓漕ぎ速度はその位なのでしょう。

このごろ日本各地で櫓漕ぎ競漕が行われている。
焼津八丁櫓、伊豆田子、愛媛の水軍レース、鳥羽サッパレースなど、、
八丁櫓は排水量4、7トン、16人で漕いで3ノット出るかどうか。
田子レースは300kg位(たぶん)の一丁櫓で3、6ノット。
水軍レースは2トン位の和船、5丁櫓を10人で漕いで最高6ノット以上ということだが
水軍レースのレース会場は潮の流れの速いところ。4、5ノット位が妥当な数字だろう。
いずれも距離200〜400メートルで、最高速力といったもの。
実用的な巡航速力はその半分くらいだろう。

2丁櫓では2004年の人力ボートレースで川島さんと私が出したアウトリガーカヌー
(排水量200kg) での5.2ノット(100m)。
未公認記録ではあるが、1丁櫓では2005年、ダブルカヌー(排水量100kg)
による100m、38秒、5ノット(潮、風の影響のない海面)が最高記録。

舟を速く走らせるには、舟を軽く細くすることもひとつの要素だが、軽く細くしさえ
すれば簡単単純に速くなるわけでもない。
櫓の性能、漕ぎ手の体力、技術も必要。
人間のだす力は0、1馬力程度という。オリンピックのトップクラスの選手では
普通の人の3倍くらいあるかもしれない。しかし、3倍も力があるといっても、それで
スピードが3倍出る訳じゃあない。舟にかかる水の抵抗はスピードの二乗に比例して
大きくなるので速くなればなるほど抵抗が増えてスピードは増さない。


櫓漕ぎもボート競技やカヌー競技のように全国規模のレースがあればよいと思う。
シングル(一丁櫓)、ダブル(二丁櫓)、フォア(四丁櫓)、エイト(八丁櫓)による
短距離漕や長距離櫓漕ぎマラソンなど。

櫓は日本だけのものではない。
韓国、中国、インド、バングディシュ、パキスタンにも櫓はある。それらの国々を
加えてアジアン競技の種目にいれられないか?
さらに海洋スポーツの盛んな欧米、オーストラリア、ニュージ−ランドも巻き込めば
オリンピックにも。

世界の国々を巻き込んでのレースとなれば、木造和船にこだわるのはナンセンス。
競技レースというものは速い者勝ちの世界。速く走るには舟は軽く細くなる。
櫓も速く漕ぐために改善改良される。
そうなれば櫓漕ぎ速度、櫓の性能は飛躍的に向上するだろう。
一丁櫓で6、5ノット、二丁櫓で7ノット、八丁櫓で8ノット出るようになるだろう。
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