2007/3/21

なぜ船を作るのか  
どうして 私は船を自分で設計して自作したくなるのか
なぜ 和船の船大工に あこがれるのか。
ただ 楽しいからと単純に考えていて
深い意味を考えることは 無かったのですが。
今日 中沢新一さんの”悪党的思考”を読んでいて
なるほど と思える文章に行き当たりました。

”歴史のボヘミアン理論へ”の一節に
日本の中世の”職人”の持つ技術ーテクネー の本質を
ハイデッガーの”技術論”からの引用で

「テクネーは したがって たんに手段ではない。
テクネーは露わに あばく ひとつの在り方である。」

あるいは

”富”とは 可視/不可視の境界面上に発生する
ひとつの価値なのだ。

つまり まだ 形を成していない 目に見えない物を
目に見える形に仕上げると ”富”が出来る。

船を造ることは ”富”を作ることなのです。

分かりやすく言うと
船を造るとは 山に立っている杉の木を眺め
その中に完成した物として 見透された仕上がった船を見出し
隠れている物を露わな物にする技術なのです。
そんな風に 物を作ることに我を忘れて没頭しているのです。

こんなに 正確に私のしている遊びの楽しさを
言葉に表現してくれた人は いません。
うれしくて 書いてしまいましたが
こんな小難しいことを書くのは 控えましょう。
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