2012/11/21

千石船 浪華丸講演会  
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菱垣廻船から世界のヨット研究まで、その帆走性能と船体構造を学ぶ

なにわの海の時空館の菱垣廻船「浪華丸」の設計建造・性能評価に深く関わられ
た、金沢工業大学名誉教授の増山 豊氏と関西設計代表取締役の小嶋 良一氏を迎
え、「浪華丸」の帆走性能、その構造設計・建造までに渡る幅広い内容について
の講演会を開催いたします。また、増山氏からはセーリングヨットの流力性能、
世界のヨット研究の現状とこれから取り組むべきテーマについて講演頂き、セー
リングヨットの研究に興味のある方々へメッセージを伝えて頂きます。皆様の多
数のご参加をお待ちしております。なお、本会は、関西支部主催の講演会です
が、KFR(関西船舶海洋流体力学研究会)主催の第318回KFRセミナーとしても開催
いたします。

− 記 −

■ 主催:日本船舶海洋工学会関西支部講演会とKFR
■ 日時:2012年12月14日(金) 13:00〜17:00
■ 会場:なにわの海の時空館、エントランス棟会議室
http://www.jikukan.ogbc.jp / (地図は裏面参照)
■ 参加費:会員:無料,非会員:1,000円 , 要事前登録

ご参加のお申し込みは 12月7日(金)までに下記連絡先までお願い致しま
す。お申し込みの際は、希望参加者すべての氏名、所属、住所、電話番号、E-
mailをご連絡下さい。(個人情報は本イベント運営目的以外には使用しません)

セミナー終了後,18:00 より懇親会(会費3,000円)も予定しています。こ
ちらにもぜひご参加ください。

【連絡先】日本船舶海洋工学会関西支部事務局
TEL 06-6879-7593 FAX 06-6879-7594
E-mail k.office@jasnaoe.or.jp

■ タイムスケジュール
13:00〜14:00 これからヨット研究を始める人へ(増山 豊)
14:00〜15:00 館内見学
15:00〜16:00「浪華丸」の海上帆走と帆走性能(増山 豊)
16:00〜17:00「浪華丸」の設計・建造と造船工学からみたその機能 (小嶋良一)

■ 講演概要

これからヨット研究を始める人へ
増山 豊 (金沢工業大学 名誉教授)

船舶工学を学んでいる人で、セーリングヨットの研究に取り組んでみたいという
人が時々現われる。本稿はこのような人のためのガイドとなることを目的として
いる。船体性能とセール性能の求め方から帆走性能の推定法、さらに操縦運動シ
ミュレーションの手法や、ローリング特性などについて概説する。また、我が国
および世界のヨット研究の現状と、これから取り組むべきテーマについて述べる。

「浪華丸」の海上帆走と帆走性能
増山 豊 (金沢工業大学 名誉教授)

「浪華丸」は大阪市が復元建造した菱垣廻船で、我が国で独特の発展を遂げた大
型弁才船の代表例である。1999年に完成後、1ヶ月間のみ海上での運用が認めら
れ、海上帆走実験を行った。この時の帆走の様子や、測定データを示し、当時の
西洋の帆船と比較しても帆走性能に遜色がなかったことを示す。また、下手回し
と呼ばれる操船の様子と操縦運動シミュレーションを比較し、往年の大型帆船が
どのように運動したか髣髴させる。

浪華丸の設計・建造と造船工学からみたその機能
小嶋良一 (関西設計 代表取締役社長)

江戸時代の物資大量輸送を担い、経済のインフラを構成した弁才船(いわゆる千
石船)は現在一隻も残されていない中、浪華丸は国立国会図書館所蔵の「千石積
菱垣廻船弐拾分一図」をもとに、構造、ギ装、材料、工法等、可能な限り忠実な
復元をめざして建造された。本講演では、復元設計及び建造過程をふりかえると
ともに、浪華丸の構造、積載能力、復原性、耐航性等についてものべ、現代の造
船工学から見た江戸時代の弁才船の姿を紹介する。

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