さぁ、用心棒のbinnちゃんも、グルも旅立ったところだ。
仕事もたまって来たし、まともに仕事するか・・・。
オリンピックも終わった。
ボクは、レスリングの
「グレコローマンスタイル」が好きだ。
フリースタイルと違って、
上半身だけを攻める。下半身への攻撃、タッチは反則になる。
なんか、そのルールによるレスリングは、
芸術的だと思うな。
上半身だけを攻める。足へのタックルとかはナシ。それって、結構難しいくないのか?
話はレスリングではない。
高校3年のときに、ボクは理数系で、
数Vを選択していたんだ。
数UBを早く終わらして、国立を受ける気だったんだ。
いや〜、それが失敗。数Vなんてなにがなにやら・・・。
前期の中間試験のとき(当時、茨城県の県立高校は、2期制)、隣に
大場君という男が座っていた。
試験で、50音順で座るので、そうなった。
大場君は
インターハイに出場する力のあるレスリング部の選手だった。
しかも、
数学が得意・・・。
少しネタバレだが。
その時の試験問題は、3問。25点×2が2問。50点が1問。
そんなワケで、すっかり放棄していたボクは、頬杖をついて寝ていた。
できないものは、できない!
左側の大場君を見ると、すらすらと書いていたね。得意科目だから。
で、ボクと目が会うと、彼は、答案用紙の右側の、
50点の問題の回答を、試験をずらして見せてくれたのだ。
まぁ、どっちでもよかったんだけど、それをボクは
書き写したのは言うまでもない。
後日その試験の成績発表のとき、
とんでもないことが起こったのである。
よほど試験が難しかったのか、
大場君とボクが、その50点でクラスの二人トップになってしまったのである。
ボクは、誰もが知ってる文系イメージ。しかも大場君とは、隣どおし!
試験の席順から、普通の席に戻っていたけれど、どうも
「あ」だから印象が強いんだよな〜。先生までが、「やればできるんだなぁ〜」と、
へらへら笑いで近寄ってくる始末。その目はまるで・・・。「ヤッタナッ♪」と言っている。
友人も、大場君の優しさを褒め称える有様・・・。
そう、
誰もが認めるカンニング。
当時は、そんなんありだったよな〜。
時間表に古文の助動詞を書きまくったりね・・・。一番前だから。
今年もオリンピックの華やかな金メダル奪取の期間、そしてレスリングが始まると、そのことを思い出すボクなのでした〜。
大場君がグレコローマンだったかは定かではない。
寡黙な男だったなぁ〜。

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